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【富山県・日帰り路面電車の旅】 富山地方鉄道

(前回の続きです)

富山ライトレールの起点・富山駅北停留所に到着した私は、地下道を通ってJR富山駅の南口に抜けます。と、もう一つの駅が。これは「富山地方鉄道」という私鉄の「電鉄富山駅」でして、ここから黄色&青緑色のツートンカラーの車両に揺られること数分。南富山駅まで移動します。

ここで乗り換え。同じ富山地方鉄道の「富山軌道線」が、ここから出ているのです。路面電車を見かけると、すぐに「市電」(又は「都電」)と呼びたくなる人は多いでしょうし、事実、この富山軌道線も「市内電車」と呼ばれているのですが、その実は富山市営にあらず、私鉄である訳です。

南富山駅前」電停から、終点の「大学前」電停まで約40分。途中の「富山駅」電停までは、約25分。そうです、さっき(路面電車ならぬ通常の)電車に乗った富山駅まで別ルートで舞い戻るワケです。しかも、路面電車だと10分ほど、余計に掛かるんだな。酔狂としか言いようがない(笑)。でも、富山駅を起点に路面電車の全線を乗りつぶそうと考えると、これが一番効率が良いのだから仕方ありません。

専用軌道(線路と自動車道とが明確に区分けされており、自動車等が線路内に入れない)区間が大半を占める富山ライトレールと異なり、こちらは自動車と路面電車が混在する併用区間がほとんどで、如何にも路面電車らしい風情。同日(4/29)の午前中に乗った万葉線高岡駅寄りの半分ほどが併用区間なのですが、高岡に比べると富山は近代的な雰囲気が濃厚なので、また趣きが異なります。

富山駅スイッチバックをしますが、ここ、スゴイですよー。何がスゴイって、北陸新幹線の改札と路面電車のホームとの間が、徒歩で30秒かからない! スイッチバックの為の停車中に、余裕で新幹線改札口まで往復できます。やらないけど(笑)。停留所は北陸新幹線の高架下にある為、駅ビルの中に路面電車のホームがあるような感じです。もちろん、傘要らず。「新幹線横づけ路面電車」ですよ。

路面電車と言うと、「レトロなチンチン電車」というイメージがありますが、富山地鉄軌道線の車両は、かなり「モダン」なものが多いので、北陸新幹線と相まって、むしろ未来的な印象が強いです。私は懐古趣味としての路面電車愛好家では無いので、こういう雰囲気は歓迎です。懐古一色では、路面電車の将来は暗いですからね。

富山駅を出発し、そのまま終点の「大学前」電停まで乗り通します。写真一枚目は、この電停で撮影しました。

「大学前」の目の前には県営富山野球場がありまして、ここはプロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの富山GRNサンダーバーズが、本拠地として使用しています。この日は遠征中でしたけど。路面電車に乗ってBCリーグの試合を観に行くとかいう日程がたてられたら、俺得の極みだな。

「大学前」から折り返して、「丸の内」電停まで戻り、ここで環状線に乗り換えます。富山地鉄は、今乗ってきた南富山駅前−富山駅−大学前の路線の他に、富山駅の北側付近をグルグル回る環状線を運行しているんですね。とは言え、前述の路線に乗っただけで環状線の大半はカバーしており、後は「丸の内」電停から「西町」電停までの四駅分に乗れば、全線制覇です。

富山地鉄路面電車は全線一律運賃なので、運転士さんに申し出て「乗り継ぎ券」を貰い、それを、乗り換えた方の電車の運転士さんに渡せば、そちらは無料になります。ただし、乗り継ぎ時間に制限がある(30分以内に乗り継ぐ決まりだったと思う)……のですが、受け取った乗り継ぎ券の券面をシゲシゲ眺めても、発行時刻が記されていないんだな。これだと乗り継ぎに30分はおろか、一時間かけようと十時間かけようと、露見しない気がするんですが(汗)。おおらかですねー。

環状線の走るエリアは、富山の中心街。私は「西町」電停を乗り越して「電気ビル前」電停で降り、アニメイト富山さんを覗きに行ったのでありました。

写真二、三枚目は、富山駅付近で撮影。

ところで今回は北陸新幹線の「かがやき」(東海道新幹線の「のぞみ」に相当する全席指定列車)で往復したんですが、いや早いこと早いこと。埼玉県民の私は大宮から乗るんですが、富山まで二時間掛かりませんからね。駅弁(朝食)を食べてビール呑んでいたら、すぐ着いちゃいました。北陸新幹線開業前に、上越新幹線ほくほく線経由で旅行(=アニメの聖地巡礼)に出かけた時には、たしか四時間以上乗っていた筈。それが日帰りで、これだけ遊べるんだからビックリですよ。

あと、昼食・夕食には氷見湾の海の幸と地酒を堪能しました。いやぁ、乗りに行ったんだか呑みに行ったんだかw

おしまい。